これまで何度も その害について書いてきたタバコ。
新しく実験や研究の結果が発表になるたびに
改めてその報告を載せてきたつもりである。
そして今回、新たに研究結果の報告があった。
>たばこに含まれるニコチンは肺がん治療に使われる抗がん剤の働きを妨げる
ということが実験で明らかにされた。
ニコチン自体に発がん性はないとされるが、がんの増殖には一役も二役もかっているのだ。
>肺がんの細胞にニコチンを加えたときの抗がん剤の効き目を、
日本でも認可されている3種類の肺がん用抗がん剤
(ゲムシタビン、シスプラチン、パクリタキセル)で調べた。
その結果、ニコチンがあると、抗がん剤で死ぬがん細胞の数が
明らかに減ることが分かった
これは衝撃の結果ではないだろうか。
喫煙の結果、肺がんになるリスクは非常に高くなる。
肺がんになった患者が100%禁煙するかと言うと
実は結構怪しいものなのだ。
何をしてもやめられない人は たとえその結果が肺がんという
最悪の結末を迎えても 吸い続ける確立は意外と高い。
やめられないが がんは治したい。できれば初期のうちに。
そう考えて抗がん剤を始めても
こっそり吸ってしまっては意味がない。
それならと 苦肉の策でニコチンパッチやニコチンガムを使うと
薬がうまく効かない恐れがある。
この4月から禁煙の治療は 保険がつかえるようになった。
これまで全額自費で購入していたニコチンパッチも3割負担で済む。
よい機会だと 思い切って始めてみてはいかがだろうか?