私たちの一生は 通常長くとも100年程度。
つまり1世紀を生きれば 「長生きしたねぇ」 ということになる。
今の私を基点に考えても
100年前にも私はいないし 100年後にも私はいない。
そう考えれば 一生は意外と短いものなのかもしれない。
ところが ある種の動物にとっての一生は 同じものさしで図り得ないものもある。
もちろん植物然り。
こちらのカメ
>インド東部コルコタ(旧カルカッタ)の動物園が飼育していた
推定年齢250歳のアルダブラゾウガメが23日、肝不全のため死亡した
こんなニュースが飛び込んできた。
18世紀半ばに英領インドの基礎を築いた英国の軍人、
ロバート・クライブのペットだったものが
130年前にこの動物園に引き取られたのだそうだ。
自然界ではたぶんこれほど長くは生きられないと思うのだが
とても大切に、育てられてきたのだろう。
のんびりと 3世紀に亘り世の中を見つめてきたこのカメ
その目が見てきたものを ゆっくり聞いてみたいものだ。