フィギュアスケート ペア戦。


今日の夕方のニュースはこれで持ち切りだったので

知っている方も多かろう。


中国のペアが 銀メダルを取った演技である。


おめでとう!


演技開始後 わずか40秒。

スロージャンプと呼ばれる男性が女性を投げる技で

タイミングが合わず転倒。女性の張丹は左ひざに怪我を負った。

一旦は演技を中断したものの もう一度リンクへ戻り

続きから気力で舞いきった。


客席からは惜しみのない拍手と歓声。


これほどのアクシデント、もしくは演技の中断があっては

ほとんど得点にならないと思われていたが

奇蹟の得点を重ね、銀メダルを勝ち取った。


本来、スポーツとは人を感動させるものである。

ミスのない完璧な動作なら ロボットで十分だ。

足を痛め、これ以上はムリ。

しかし そこから限界以上の力を発揮する。

これは生きて意思を持ったものでないとできないことである。

そして それをすばらしいと評価できるのも 人ならではなのである。


このフィギュアでは トリノオリンピックで

人間の 一番人間らしい、すばらしいスポーツマンシップを見たような気がするのである。